IT業界のエンジニアではどんな職種に需要がある?

IT業界ではエンジニアが慢性的な人手不足の状況にあると言われています。社会のニーズと市場の急拡大に人材の供給が追いついていないのがその理由ですが、「エンジニア」とひと口にいってもさまざまな職種があります。
そのためエンジニアへの就職・転職を目指す場合にはどの職種が自分に向いているのか、将来性があるのかを見極めておくことが求められるのです。

エンジニア職でもとくに需要が高いものとしてまず挙げられるのが、Webエンジニアです。Webサイトの制作・管理・運営を行う仕事です。ネットを活用したマーケティングが不可欠になりつつある現代のビジネスシーンにおいて、新たにWebサイトの制作・構築を行う業務への需要が増しているのです。
それまであまりWebマーケティングに積極的ではなかった個人経営の店舗や中小企業でも導入が進められている一方、こうしたところではWeb制作・運営を担当できるスタッフがいないケースが多く、外注のWebエンジニアの需要が高まっているのです。

インフラエンジニア、サーバエンジニア、IoTエンジニアなどは現在の需要の高さだけでなく将来性の点においても特筆すべき職種となるでしょう。
サーバ環境、IoT環境の構築などの分野ではセキュリティの構築も含めたインフラの充実が欠かせません。しかも技術の進歩ともにインフラ環境はより高度なものとなっており、専門的な知識を備えたこの方面のエンジニア職の役割が重要になっています。
専門的な知識の習得が必要になりますが、特にインフラエンジニアはその分安定した環境で活躍できるエンジニア職の選択肢といえるでしょう。そして、将来性があること以外にも、インフラエンジニアを選択した方が良い理由があり、これからのキャリア構築と安定性を考えるとこの職種を目指すのは順当なのかもしれません。